子どもの下痢・嘔吐

発熱・嘔吐・下痢などの症状で発症するウイルス性胃腸炎が流行しています。ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなどが原因です。発病初期に経口補水液・イオン飲料などで水分補給をしながら、重い脱水症状にならないように注意すれば、症状は回復に向かいます。与える水分は、水やお茶ではなく、体から失われる水分と糖分・塩分を補給することができる市販の経口補水液・イオン飲料(注意:カロリーゼロの製品は避ける。市販品を希釈する必要はありません。)がおすすめです。はじめは一気に飲ませるのではなく、少量頻回にして、時間とともにだんだん嘔吐がなくなってくるのを見計らって十分に飲ませてください。食事開始はあわてずに、十分に水分を飲んでも嘔吐がないのを確認してからが無難です。 

便は写真にとって見せて下さい。オムツを持参する必要はありません。

ノロウイルス感染症について、ご家庭での対応など下記HPもご参考にしてください。http://idsc.nih.go.jp/disease/norovirus/taio-a.html